約 2,494,850 件
https://w.atwiki.jp/1919victorique/pages/40.html
劇場版 マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~ 2011/03/07(月)11 00 ナンバヒップス前集合 照塩林今 11 40 今岡「迷子なう」 チケット購入の後マクド 開場前、そらおとCMに湧き上がる劇場内おまいら 13 05 上映 熱い「キラッ☆」 15 05 感動の最終回 日本橋散策 マクロスウエハース箱買いの後ドラフト
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3677.html
マクロスなのは 第21話『サジタリウス小隊の出張』←この前の話 『マクロスなのは』第22話「ティアナの疑心」 六課にサジタリウス小隊が来てから2週間。ティアナ・ランスターは不安に苛まれていた。 なのはの〝個人的都合〟がサジタリウス小隊のさくらに対するプライベート訓練であると知ったからだ。 無論彼女はそれだけで怒るような狭い心の持ち主ではない。 そしてさくらに対してもまた、敵意を持っているわけでもない。 それどころか戦法が似ているため、ティアナはさくらに「地上における射撃戦」を。逆にさくらは一撃必殺である「魔力砲撃による狙撃」を教えたり、果ては部屋に招待して泊まり会を開くほどに馬が合った。 そんなティアナが不安に思うこと、それはさくらの技量向上のスピードが異様に早いことだった。 年齢も階級も2つ~3つ上であることは確かだが、それ以上の何かがあるような気がしてならなかった。 そこでティアナは朝早く起き出し、訓練を覗くことにした。 (*) 0530時 宿舎 そこの玄関では、一通り身支度したティアナが訓練場に向かって走っていた。 (やっば・・・・・・30分も過ぎちゃってる・・・・・・) ティアナはその身の不覚を恨んだ。 朝起きると、すでにさくらから聞いていた開始時刻、5時を回っていたのだ。 そして彼女にはもう1つ不覚があった。それは───── 「ねぇティア、さくら先輩頑張ってるかな?」 背後を走る青い髪にハチマキを着けた相棒が聞いてきた。 彼女の相棒であるスバルは、今回朝が早いため起こさないつもりだった。しかし寝坊に慌てたティアナは、起き上がった際に頭を二段ベッドの上の段にぶつけ、そこで寝ていた彼女を起こしてしまっていた。 ティアナは走る速度が鈍らないようにしながら振り向く。 「たぶんね。でもいいの? あんた、昨日遅く寝てなかった?」 ティアナの脳裏に、家族に手紙を書くため机に向かっていたスバルの姿がフラッシュバックする。 しかしスバルはかぶりを振った。 「ううん。私の体は2~3日寝なくても通常行動には何の問題もないように〝できてる〟から全然大丈夫ぅ~。それに、ここまで来て引き返せないよ」 「ま、そうよね」 そうこうするうちに訓練場に到着した。しかしなのはにも、さくらにさえ見学しに行くことを言っていないため隠れて見ることになる。 茂みに隠れ、模擬戦をやっているらしいなのは逹を見つけたスバルが一言。 「実戦さながらだね・・・・・・」 彼女の言う通り、訓練場を超低空で浮かぶなのはとさくらの2人は、中距離で撃ち合い激戦を繰り広げていた。 ────────── さくらのカートリッジ弾がなのは目掛けて発砲される。 なのははそれを数発迎撃するが、数が多いため魔力障壁とシールド型PPBを併用して幾重にも張り巡らす。 そうして着弾したカートリッジは1番外側にあった魔力障壁に着弾し、そこで爆発した。 爆発は一瞬にして障壁を破り、内部のもう1枚を破るが、外から3枚目に展開されたシールド型PPBに完全にブロックされた。 いわゆる〝スペースド・アーマー〟の原理を応用したシールド展開術だ。 最近アップデートされたカートリッジ弾は、成形炸薬型と触発または遅発砲弾型、そして空中炸裂型の3種類のモードの選択が可能だ。 成形炸薬型は装甲を高温高圧のジェットで溶かし、内部の乗員(主に装甲車の)を殺傷する質量兵器の成形炸薬(HEAT)弾と同様に、炎熱変換のジェットでそれを行う。 〝スペースド・アーマー〟は、主に装甲車に使われる機構で、対成形炸薬装甲として有名だ。 高温高圧のジェットは最初の1枚目で最大の威力を発揮する。そのため1枚目と2枚目の間の空間を設けることにより、ジェットを減衰、無力化するのだ。 さくらの発射したのはホログラム弾だが、ホログラムによってこの現象が精密に再現されている。 しかし残念ながらこの現象は1秒に満たない間に起こるので、ティアナ逹にはなのはがシールドを2枚犠牲にして身を守ったとしか認識できなかった。 なのははシールドを解除すると、その機動力を生かしてローリングするように次弾を回避して同時に反撃に転じる。 放たれた10を超える大量の魔力誘導弾。1発1発に〝撃墜〟という揺るがぬ意思のこもった誘導弾は鋭い機動でさくらに迫る。 さくらはEXギアからチャフとフレア。ライフルからは魔力弾を連続発射して後方から迫るそれらを撃ち落とす。輝く光弾に数発の誘導弾が吸い寄せられ、無益に自爆した。 その間もなのはから次々と畳みこむように放たれる誘導弾。その数は最初から数えて40は超えているだろう。 さくらは迎撃を続けながらも健気に牽制射撃を織り混ぜ、ようやく空中炸裂設定のカートリッジ弾の弾幕で作った散弾でなのはに回避の時間を作らせることに成功する。 しかし稼げた時間はコンマ5秒に満たない。 それでもさくらはなのはから無理やりもぎ取った隙を突いて、したたかに生成していたらしいハイマニューバ誘導弾で応戦した。 ────────── ティアナはその模擬戦を見ながら息を飲んだ。 いつも自分達がやっている模擬戦のほとんどが、例え難しくともクリアが可能なように作られたゲームに感じられる程の息つかせぬ攻防。 これほど内容が密ならば、短い内に技量が格段に向上するのもわかる気がする。 しかし同時に、ある疑問が頭をもたげた。 (どうしてなのはさんは私達にゆっくりと基本ばかり教えるんだろう・・・・・・?) 確かに4人もいるため、多少ゆっくりになることがあるかもしれない。しかし最近では個々の訓練になって手が足りないというわけではないはずだ。 またなのはの教導は、ティアナのアカデミーの教官曰く、 「期間は短いが、テンポよく、スピーディー。内容がしっかりしており、エースの名に恥じぬ教導」 と絶賛していた。 つまりなのはは極めて短時間で新人を1人前まで叩き上げられるということになる。 しかし自分は教導が始まって5カ月が経ったというのに、強くなった〝実感が〟持てずにいた。 そしてそのことが、彼女は1つの結論を導き出させてしまった。 「なのはさんは・・・・・・私達に手を抜いてる・・・・・・」 「え?」 スバルがキョトンとした顔で振り返る。 そんな彼女にティアナは自分の結論を並びたてた。 スバルはそれを静かに聞いていたが、どうも懐疑的だったようだ。 しかしこちらの言い分も理解できると見え、折衷案を提案してきた。 「じゃあ、今度の定期模擬戦で、なのはさんに勝っちゃうってのはどうかな?」 スバルの言う定期模擬戦とは、数ある模擬戦の中で唯一日程の決まった模擬戦の事だ。 基本演習の合間に行われる模擬戦は〝抜き打ち〟が常道だが、普段忙しいフェイトが参加するため、やむを得ずスケジュールとして組み込まれていた。 この模擬戦は、今目前で行われている2人の模擬戦に負けず劣らずハードであり、形式は分隊ごとに分隊長vs新人2人で行われる。ちなみに新人の目標は隊長に一撃を与えることだ。 この5カ月で4度行われたが、スターズの2人は3度完璧に押さえ込まれ、4度目で初めて時間切れという引き分けに持ち込んでいた。 なのはによると、訓練の進度に応じて難度を上げているため、引き分けられれば十分合格だという。 確かにこれに勝てば、彼女の驚きは大であろう。 「面白そうね。でも訓練どうりやると引き分けちゃうから、何か秘策を考えなきゃ」 2人はその後、時間が許すまでその場で対策を考えた。 (*) 12時間後 ティアナとスバルの2人は通常の訓練を終え、宿舎の反対側にある雑木林に集まっていた。 「ティアは何か思いついた? 私は全然~」 早くも投げ出した相棒に不敵な笑顔を見せてみる。 「大丈夫、ばっちりよ」 サムズアップ(握った拳から親指を上に突き出す動作)して見せると、スバルは 「さっすがティア!」 と囃し立てた。 「じゃあ作戦を話すわよ。まず、通常のクロスシフトAを装うの」 クロスシフトとは、2人の戦術の名前だ。 ティアナの射撃で敵を釘付けし、スバルが接近戦で止めを刺す方法がA。その逆のBの2種類がある。 「私は最初にクロスファイアで誘導弾をばらまいて姿をくらますから、あんたはなのはさんを、まるでこっちが本命であるように見せかけて釘付けにして。そのあと私が砲撃する」 「え? ティア、砲撃はまだ時間がかかるから無理だって─────」 そう言うスバルのおでこを軽く指で弾く。 「バーカ、フェイク(幻影)に決まってるでしょ。第一、私の砲撃が歴戦のなのはさんの魔力障壁を貫けるわけない。引き分けならそれでも良いけど、私達は勝たなきゃいけないの。だから私は─────」 ティアナはカード型になったクロスミラージュを起動、2発ロードする。 果たしてそこには銃剣を着けた一丁拳銃の姿があった。 ティアナが接近戦という発想がなかったスバルが絶句する中、話を続ける。 「これならシールドを切り裂いて一撃を与えることぐらいは、できるはずよ」 スバルも驚くとうり、なのはも想定していないはずだ。訓練では射撃と指揮が主な内容で、接近戦など習ってない。 失敗すれば一網打尽だが、成功すれば見返りは大きい。 ティアナは作戦に確かな手応えを持って、特別訓練に臨んだ。 (*) その後1週間、通常の訓練の合間を縫ってスバルと新戦術〝クロスシフトC〟の訓練に明け暮れた。 内容は主にティアナの近接戦闘の訓練と、上空に止まるであろうなのはへの隠密接近である。 近接戦闘についてはスバルは臨時教官として適役であり問題はなかったが、接近方法に難があることがわかった。 空を飛べない2人はスバルのウィングロードが〝空〟への唯一の足場であり、スバル自身はマッハキャリバーのおかげで約90度の斜面を余裕で登る事ができる。 しかし己の足で走るしかないティアナにはスバルの使用する急斜面のウィングロードは使えない。 しかしティアナに合わせるという客観的に見て極めて特殊で無駄な機動はなのはに作戦が感ずかれる可能性があり、訓練は困難を極めた。 そこは結局 『どうせ1発勝負なんだから』 というティアナの一言により、なのはの上空を通るウィングロードを敷き、そこにクロスミラージュのアンカーを打ち込んで一気に上がる案が採用されることになった。 (*) 模擬戦前日の夜 2人は特訓による最終調整を終え、明日に備えての余念がなかった。 いつもはデバイスの自己修繕機能やクリーニングキットによる整備、1回で終わらせるところだが、今回はオーバーホールして1部品ごとに磨いていた。 2100時 オーバーホールを始めて1時間が経ったこの時、2人の部屋に訪問者がやってきた。 〝ピンポーン〟というインターホンに、ティアナはトリガープル(引き金)を磨く手を休め 「開いてますよ」 と訪問者に呼び掛けた。 「失礼します。うわ・・・・・・なんだか凄いことになってますね・・・・・・」 入ってきて目を白黒させたのは、さくらだった。 確かに部品数の比較的少ないティアナはともかく、可動部が多いため必然的に部品数も多いスバルのデバイスの部品が、床一面に広げられている光景は驚くに値するだろう。 「こんばんわ~さくら先輩」 マッハキャリバーのローラー部を組み立て、油を挿すスバルが手許から目を離さずに挨拶する。 「こんばんは。明日の準備ですか?」 さくらの質問にティアナが頷き、作業に戻る。 「そうですか・・・・・・じゃあ、邪魔しちゃ悪いですね。私の教導期間はもう終わりましたから、また明日にでも〝これ〟やりましょうね」 さくらはトランプをシャッフルする手真似をする。 「は~い。待ってますよぅ~」 スバルの返事を聞くと、さくらは出ていった。 さくらが持っていた冊子には、2人とも気づかなかった。 この時もし、もっとさくらと話を続けていたら、この先の未来は違ったかもしれない。 (*) さくらはロビーに着くと、ソファーに座り、何度も読み返したその冊子を再び開いた。 それは20ページほどで、訓練終了とともになのはから 「今後の参考に」 と貰ったものだった。 そこにはこの3週間の訓練記録や今後の「近・中距離機動砲撃戦術」の発展予想。短い今回の訓練期間で抜けきれなかったクセの解消方法や、この戦術のバルキリーへの転換に関するアイデアやアドバイスなどのあれこれが書いてある。 しかもこれらは全てなのはの経験に基づいて書かれており、とてもデータベース化して〝量産〟されたどこにでもあるような対策集とは違う、思いやりがあった。 なぜならどれも自分の特性に合わせてわざわざ新たに書いてくれたものらしく、彼女の砲撃のように正確に的を射ている。 そんな目から鱗の冊子の最後にはこう〝手書き〟で書かれていた。 ────────── 3週間の訓練ご苦労様 さくらちゃんはこの3週間よく頑張ったと思います。 戦術はテクニックさえ身につければできるものではなく、基本の習得が最低条件です。だから少し厳しかったかもしれないけど、よく着いてきてくれました。ありがとう。 でも1つ、謝らせてね。 演技でも意地悪な態度を取ってごめんなさい。本当はうちの4人みたいにゆっくり、優しく教えてあげたかったのだけど、出来なくてごめん。 これからも空を守る友達でいてね。 私はさくらちゃんと一緒に空を飛べる時を楽しみに待ってます。 高町なのは Dear my friend 工藤さくらちゃんへ ────────── さくらは読み返すうちに何度も込み上げる嬉しさに身震いした。 (やっぱりなのはさんはいい人だった!だってずっと私を見ていてくれたんだもの!) こうしてなのはの教導の卒業生から構成された俗に言う〝なのは軍団〟の名簿にまた1人、その名が加えられた。 そこに宿舎内に併設された大浴場から出てきたのか、マイ桶にタオル等を入れて持つ、アルトと天城が現れた。 「よう、さくらちゃん。どうだい、訓練の方は?」 なんにも知らない天城が聞く。彼はこの3週間、アルトとの模擬戦と小隊としての任務(スクランブル待機など)に徹していた。 そのためこの3週間で20数回あった敵出現の報の内、小規模だった15回は天城と基地航空隊のCAP任務部隊のみでケリをつけていた。 この働きのおかげで、六課の4人やさくらの訓練を中止しなくてもよくなり、大変感謝されていた。 「はい、今日終わりましたよ。とてもいい経験ができました。これも支えて下さった天城さんやアルト隊長のおかげです。本当にありがとうございました」 アルトは深々と頭を下げるさくらから、机に広げられている冊子に視線を移す。 「お、早速読んでるみたいだな」 さくらは顔を上げて 「はい!」 と頷くと、冊子を手に取り胸に抱く。 「もう感動しちゃって・・・・・・まさかここまで私のために考えてくれているなんて!」 「だから言っただろ。諦めずに頑張ることだって」 「はい!アルト隊長のお言葉があったればこそです!」 シンパシーで通じ合っている2人はともかく、天城にはなんのことかわからず首を捻るが、2人は構わず話を続けていった。 「それにしてもアルト隊長の言う通りですね。ティアナさん達が羨ましいです」 なんでもさくらは冊子を受け取った後、なのはから六課の4人の分を見せてもらったという。 なのはによると、4人の教導がちょうど半年になるため、明日の模擬戦終了時に渡すらしい。 「ページ数は同じ20ページぐらいだったんですけど、内容の密度がすごいんです!よく入ったなぁ~ってぐらい」 「・・・・・・そういえば、俺も20ページ前後だったな。何かこだわりがあるのか?」 「はい、なのはさんによると───── ────────── 2時間前 六課隊舎3階 中央オフィス ズラリとコンピューター端末が並ぶ中、さくらとなのはは通常勤務時間外で他には誰もいないこの部屋に来ていた。 なぜならなのはに明日4人に配ろうと思っているという冊子の添削の助言を求められたためだ。 さくらはまだ電子情報の文書をスクロールしていく。 「・・・・・・あの、なのはさん、どうして20ページに収めようとするんですか?この内容だと50ページぐらい使った方が無難だと思うんですが・・・・・・」 さくらは〝極めて〟よくまとまった文書を批評する。さくらの目には、この内容を記載するのに、A4用紙12枚(表紙、背表紙で2枚)は余りに少なく映った。 文字が小さくて多い、俗に言う〝マイクロフィルム〟のようだ。というわけではない。 図は効果的に使っているし、紙一面文字がびっしりというわけでも、文章の構成が下手というわけでもない。 たださくらには、行間からにじみ出る〝文字にならない声〟が聞こえて仕方ないのだ。 つまり、なのはの言いたいことがまだあるような気がしてならないのだ。 この寸評に、なのはは頭を掻いて 「う~ん、そうなんだけどね。今まで教導してきたみんなにこういうのをを渡してるんだけど、だいたいこれぐらいじゃないと実戦で活用しきれないんだよねぇ・・・・・・」 と困った顔。 どうやらこの20ページというのは経験則に基づいた数字らしい。 確かに貰った方も、多すぎて覚えきれなければ扱いきれないことになる。 ならばまとめた方が覚えやすいかもしれない。それに彼らにはまだ半年の教導期間があるのだ。 (覚える時間がそんなにないティアナさん逹にはちょうどいい分量なのかもしれないな) さくらは思い直し、文書に目を戻した。 ────────── 「なるほどな。あいつらしい理由だ」 思い返すと、アルトの冊子も確かに要点のよくまとまった構成で、重要事項を後で思い出すのに苦労した覚えがなかった。 「はい。それに時間が長かったせいか内容がよく練ってあって・・・・・・ちょっと、妬いちゃいますね」 さくらがいたずらっ子のような笑顔を作る。 「そうだな。あいつらに、なのはの優しさが伝わってるといいんだが・・・・・・」 アルトの呟きにさくらも 「そうですね・・・・・・」 としみじみ頷いた。 (*) ティアナが目を開けるといつもの天井が見えた。 〝二段ベッドの上の段〟という名の天井は、ティアナの現(うつつ)への帰還に気づいたのか、ガタガタ揺れる。 「おはよ~、ティ~ア~」 顔を横に向け、天井の端から伸びる逆さの相棒の顔を意識のはっきりしない頭で数十秒眺める。するとやっと脳の言語中枢がアクセス状態になり、相棒の言った言葉の意味が、頭の中で固まる。 「・・・・・・おはよう。あんた、顔真っ赤よ」 「それはティアがなかなか返事してくれないからぁ~!」 彼女はそう言って頭を上に引っ込めた。 ティアナは起き上がろうとして、自らの右手が枕の下に入っていることに気づいた。 「・・・・・・あれ?」 引っ張ってみたが抜けない。 だが彼女の朦朧とした頭は〝なぜか?〟という問いを考えることを放棄し、枕に乗った頭を浮かせて抜くことに専念した。 すると、ゆっくり動き出した。 〝スーッ〟というシーツと枕を摩擦する音と共に出てきたのは縛ってあるのではないか?と、疑いたくなる程しっかりと握られた拳銃形態のクロスミラージュだった。 確か昨日、ベッドの中で目視による最終点検をしていたうちにウトウトしてそのまま眠ってしまったらしい。 初陣でゴーストを前に、クロスミラージュを落としてしまったことに悔しい思いがあった。そのため寝ながらも体の一部のように握り続けていられたのはこれまでの訓練の賜物だろうか? ともかく、それを見て始めてティアナの意識は覚醒した。 (そうだ。今日はXデーだったわね) ティアナはムクリと起き上がると、頬を叩いて気合いを入れ直し、洗面台へと向かった。 (*) 「―――――はい、それでは今月の定期模擬戦、行ってみようか!」 「はい!」 市街地になった戦場(訓練場)は今、ティアナとスバル、そしてなのはしかいない。 ライトニング分隊とヴィータは遠方のビルから観戦していた。 「それでね、今日はEXギアのアルトくんが参加しま~す」 なのはの一言に唖然とする2人。それを尻目にアルトがなにくわぬ顔で参上した。 「よぅ、俺も混ぜてもらうぜ」 「何で、何でですか!?」 「安心しろ。俺は直接、戦闘には関与しない。ただ、今日はホログラムの調子が悪いだろ?」 頷く2人。今日はアルトの言う通り、静止物の具現化は問題ないのだが、ホログラム製の模擬弾などの高速移動物の映りが劣悪だった。 そのため午前、午後の訓練は共に予備の実弾(魔力が封入されている実戦用のカートリッジ弾)で行われていた。 「それでスバルが殴り合う分にはいつも通りなんだが、なのはもティアナも非殺傷設定で戦うことになる。だからもしもの時の保険だそうだ」 アルトはEXギアを着けながら器用に肩を竦めて見せた。 以前にも記述したように、非殺傷設定と言えどAランクを越えるリンカーコア保有者の砲撃は危険なのだ。 なのはの〝AA〟級の砲撃をもし、シールド等で減衰せず直撃を受けた場合、被弾場所には2度の魔力火傷を負うことになる。 魔力火傷は全身に3度で致死レベルなため、死にはしないが危険と言わざるをえない。 そこでアルトは負傷の場合の緊急搬送などの保険と言うことらしかった。 とりあえず彼の戦力外通知に安心した2人は 「バリアジャケットに着替えて」 というなのはの指示通りにすると、相棒とアイコンタクトした。 アルトが空中に飛び上がると全ての準備が整う。 ジリジリと夏の暑い日射しがホログラムのアスファルトを、建物を、そして生身のティアナ達を熱する。 「それではよーい、始め!」 (*) ヴィータやフェイト、ライトニングの2人にアルトのおまけとして来たさくらは、ビルの中から観戦していた。 ホログラムとは便利なもので、本物と同じように太陽からの赤外線を完全にシャットアウト。また冷房がつくためバリアジャケットをしていなくともずいぶん涼しかった。 そして今そこでは模擬戦の様子が手に取るようにわかった。 「・・・・・・お、クロスシフトだな」 ヴィータがホロディスプレイに映るティアナ達を見て呟く。 『クロスファイヤー、シュート!』 その名の通り両腕をクロスして放たれた大量の誘導弾は上空に居座るなのはへと殺到する。 「・・・・・なんだ? このへなちょこな機動は?」 「コントロールはいいみたいだけど・・・・・・」 ヴィータとフェイトが首を捻る。 それらは『とりあえず数だけでも揃えてみました』とでも言って、当たるかどうかを度外視して放たれているように思えた。 「たぶんなのはさんの回避行動を抑制するのが目的ではないでしょうか」 「・・・・・・まぁ、そうか」 さくらの推測は妥当だった。これがスバルが要のクロスシフトAであるなら、なのはの回避機動の制御は必須であり、納得できる。 しかし───── (こんな露骨な作戦をアイツがなのは相手にやるのか) ヴィータは引っ掛かるものを感じながらもなのはに対して本当に強行突破し、弾かれたスバルを眺める内、 (新人ならそんなもんか) と疑念を打ち切った。 (*) 「こらスバル、ダメだよ!そんな危ない機動!」 弾かれ飛んでいったスバルを、口で追い打ちする。 「すみません!でも、ちゃんと防ぎますから!」 彼女はそう返すと戦闘機動を再開した。 背後から風を切る音。それに任せて見もせずに後方から来た誘導弾をひょいと回避する。 そうして今まで存在を忘れていたもう1人の敵戦力を思い出した。 (ティアナは?) 首を回して周囲を見渡すと、左目の視界の一点が一瞬真っ赤に染まった。 残像による視界不良はすぐに回復し、ビルの屋上から伸びる赤い一条の光線が目に入った。 その先にはこちらをレーザー照準し、見慣れないターゲットゲージで狙うティアナの姿があった。 (砲撃!) 長距離スナイピングはさくらの十八番であり、彼女がそれを教えたかも・・・いや、教えるよう〝仕組んだ〟のだから使ってくるだろう。さくらの訓練を認めたのもその目的を達成するためでもあったからだ。 (ちょっと失敗だけど・・・・・・うん、まぁ合格かな) レーザー照準によるロックは正確だが、こちらに発見されるリスクを増やし、事実こちらが発見できたので失敗だ。 だがティアナなら通常のデバイス補正でも十分当たるだろうし、その場合不意討ちなので十分勝算がある。 ティアナ達は私のシールドを絶対破れない聖壁のように思っているようだが、実はそうじゃない。 2.5ランクダウンした私は、すでに成長したスバルの攻撃を受け止めるのに精一杯で、続く砲撃を受け止めるなんてとてもじゃないけどできない。 だから今回の模擬戦は自信が付くように〝普通に頑張れば十分自分に一撃を与えることができる〟ような戦力配分がなされていた。 そして絶妙なタイミングでスバルが再び迫る。 私はティアナを見なかったことにすると、スバルに相対した。 こちらが放つ誘導弾を、スバルは機動と迎撃で乗り切り殴りかかって来る。 「うぉりぁぁぁ!」 打たれたその腕は轟音とスパークと共にシールドに当たり、進攻を止めた。 (さぁ、今だよ!) なのはは待ったが、なかなか撃って来なかった。 (*) こうして、彼女の思いを他所に、ティアナ達の作戦が最終段階を迎えた。 (*) ティアナは幻影を連続続行にすると、自身に光学迷彩とクロスミラージュのOT『アクティブ・ステルス・システム』を作動。隠れていたビルの1階から出る。 あれほど 『ティアナ・ランスターここにあり!』 とわざわざレーザーポインターで示したのに、〝気づいてもらえない〟とは。 自分がここにいないという引き付けが十分でないかもしれないが、予想通りの場所でスバルと相対している今が好機だ。 ティアナはアンカーを2人の相対している上空のウィングロードに打ち込み、巻き上げて急速に上昇していく。 まもなく幻影は解除されるだろうが問題ない。何しろあの幻影に気づいていないのだから。 そしてついに2人を通り越して最高点へ。 ティアナは右手のアンカーを頼りに天井(ウィングロード)に足を着くと、左手のクロスミラージュを2発ロード。魔力刃を展開する。 激突した2人は1歩もその場を動かない。 ティアナは自らを言い聞かせるように呟く。 「バリアを抜いて、一撃!」 最終目標地点をロックオン! ティアナは意を決し、アンカーを解除すると同時に天井を蹴った。 この日、白い悪魔は確かに降臨したという・・・・・・ To be continue ・・・・・・ ―――――――――― 次回予告 「あら、もう完成させたの?」 グレイスは変更リストに載った『ユダ・システム』の一行にそう呟いた。 次回マクロスなのは第23話「ガジェットⅡ型改」 「幸運を」 ―――――――――― シレンヤ氏 第23話へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/7694.html
登録日:2009/12/13(日) 00 16 37 更新日:2024/06/12 Wed 23 44 29 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 1995年 HEART_ _SOUL アニメ アニメ映画 アミノテツロー エミリア ガビグラゴ ファイヤー ペドロ マクロス マクロス7 三美合体 劇場版 映画 松竹 河森正治 番外編 銀河がオレを呼んでいる! マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!とは、1995年に公開されたアニメ映画。 マクロス7の劇場版。同時上映『マクロスプラス MOVIE EDITION』 主題歌 HEART SOUL/EMILIA with BASARA NEKKI OP SEVENTH MOON/FIRE BOMBER 挿入歌 1.REMEMBER 16(Acoustic Version)/BASARA NEKKI 2.FLASH IN THE DARK/EMILIA 3.愛・おぼえていますか/リン・ミンメイ(飯島真理) 突撃ラブハート、MY FRIENDSなど他多数。 ◆概要 他の劇場版マクロス作品のようなリメイクではなく、番外編に当たる。 そのため、TV版と同じOPで始まる(最後に特別カットが入る)他、上映時間も30分。時期的には第38話「禁断惑星のシビル」の後あたりらしい。 原画の一部には板野一郎が参加しており、戦闘描写は本編よりハイクオリティ。 ◆ストーリー マクロス7にて向日葵に歌が効くのか実験している最中、バサラ達以外の謎の歌エネルギーが感知され、花が反応する。 興味を持ったバサラはその正体を探るため、発信源の惑星に一人で飛び出して行く。 訪れた惑星のある村では、その謎の歌を「呪いの声」と言って恐れている人々の姿があった… ◆登場人物 ○熱気バサラ (CV 林延年、歌 福山芳樹) 冒頭からいきなり雪山をファイヤーバルキリーごと転がり落ちる主人公。謎の歌エネルギーを探してエミリアと出会い、歌合戦を通じて意気投合する。 ○ミレーヌ・フレア・ジーナス (CV 桜井智、歌 チエ・カジウラ) バサラを探しに皆と共に出撃。ガビグラゴに歌ビームをぶっ放す。 ○レイ・ラブロック (CV 菅原正志) 歌エネルギー感知器でバサラの居場所を探そうとするが、正確な位置を探し当てられずミレーヌから散々に言われる。 ○ビヒーダ・フィーズ (CV 高乃麗) 相変わらずドラムばかり。 ○ガムリン・木崎 (CV 子安武人) サウンドフォースのバサラ探しに同行。 洪水止めに失敗するなど、いいとこなし。 ○花束の少女 (CV 中川亜希子) 相変わらず可愛いが、やっぱり渡せない。 ○ガジェット・M・千葉 (CV 園部啓一) バサラに歌エネルギー感知器をパクられる。 ○ペドロ (CV こおろぎさとみ) 「ふぁいやー」「ぼんばー」を連呼するFIRE BOMBERの大ファン。お漏らしするぐらいの歳のショタ。となりのペドロとは何の関係もない。 エミリアの脱ぎたての下着に潜り込んだり、胸の谷間に挟まったりと羨ましいことこの上ない。 ○ミゲル (CV 松尾銀三) ペドロの祖父で村のまとめ役。 歌を毛嫌いし、猟銃を常に持ち歩いている物騒な頑固ジジイ。 ○マルガリータ (CV 田中敦子) ペドロの母。 未亡人……ゴクリ。 ○エミリア・ジーナス (CV 根谷美智子、歌 奥土井美可) ジーナス7姉妹の5女。ミレーヌの実姉。 現役時代のミリアのような緑髪ストレートでナイスバディの美人。 昔見た映画(多分愛・おぼえていますか)でリン・ミンメイの歌に感銘を受け、彼女に負けない歌手になろうと巨人化して雪山で修行中。 『呪いの声』の正体だが、雪山で歌が反響しまくって不気味な声になっているだけ。 バサラに匹敵する程の歌エネルギーを持ち、2人で歌合戦をした際は惑星外にいたレイの歌エネルギー感知器がぶっ壊れた。 愛機はクァドラン・ローの強化型である『クァドラン・キルカ』。ジーナスの血筋だけあってこちらの腕も一流。 小説版マクロスFによると、ダイナマイト7のエルマと同様に夢を叶えてビッグネームに成長したらしい。 ○ガビル (CV 陶山章央) だから私に早く項目美を感じさせろ! ○グラビル キルカのミサイル一斉射撃を喰らっても平然として巨大ビームをぶっ放すなど、相変わらずタフ。 ○ナッターバルゴ (CV 高橋広樹) 改造美を施され、バサラのサウンドウェーブを無効果できるように。が、エミリアのは想定していなかったため普通に効いた。 ○ガビグラゴ 三 美 合 体 ☆ ガビグラにナッターバルゴを追加した最強合体美形態。絶大なエネルギーを誇り、周囲の雪を一瞬で蒸発美させた。 何故かバサラだけでなくエミリアの歌も無効果できるようになったが、ミレーヌ達の参戦でフルボッコにされる。 最後に突撃美するがエミリアに止められ、限界美がきたため合体美を解除美して逃亡美。 ○ゲペルニッチ閣下 (CV 井上瑤) 相変わらずのイケメン。 異常スピリチアを感知し、正体を調べるため三美を差し向ける。 追記・修正なn(ry △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 逃亡美www -- 名無しさん (2016-04-22 06 57 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/10662.html
【TOP】【←prev】【GAME BOY】【next→】 マクロス7 銀河のハートを奮わせろ !! タイトル MACROSS 7 マクロス7 銀河のハートを奮わせろ !! 機種 ゲームボーイカラー専用 型番 CGB-BM7J ジャンル シューティング 発売元 エポック社 発売日 2000-3-17 価格 3980円(税別) マクロス 関連 Console Game FC 超時空要塞マクロス CD-R 超時空要塞マクロス 2036 SCD-R 超時空要塞マクロス 永遠のラヴソング SFC 超時空要塞マクロス スクランブルバルキリー SS 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか PS MACROSS DIGITAL MISSION VF-X 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか MACROSS VF-X 2 MACROSS PLUS DC MACROSS M3 Handheld Game GB マクロス7 銀河のハートを奮わせろ !! WS MACROSS True Love Song 駿河屋で購入 ゲームボーイ
https://w.atwiki.jp/anews/pages/377.html
公式サイト→劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~公式サイト 劇場2009 劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~ DVD 特典 初回生産限定封入特典「劇場上映 生フィルムコマ」付き posted with amazlet at 10.10.08 Happinet(SB)(D) (2010-10-07) 売り上げランキング 3 Amazon.co.jp で詳細を見る ブログ #blogsearch2
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3352.html
マクロスなのは 第11話『地上部隊は誰がために・・・・・・』←この前の話 『マクロスなのは』第11話その2 (*) 所変わって2時間後の機動六課 通常勤務が終わり、連絡役という名目を利用(悪用?)して六課に遊びに来たアルトは、1週間ぶりに会うキャノピー越しではない彼女達と和やかな時を過ごしていた。 「―――――へぇ、フェイトが作詞、作曲をねぇ・・・・・・」 アルトの呟きにフェイトが頬を少し赤らめながら頷く。 なんでもランカの歌を聞く内に『わたしも何か歌で伝えたい!』という情熱に火が着いたフェイトは、その熱い衝動を抑えきれず遂にランカに弟子入りしたのだという。 「まぁ、弟子入りって言っても譜面の作り方とかを教えただけなんだけどね。でもフェイトさん飲み込み早くって」 ランカはそう言うといたずらっぽく舌を出した。どうやらもう免許皆伝の腕並みらしい。 「そんなことないよ。ランカがいなきゃ詩に合う音程とかなかなか出来ないし・・・・・・」 「でもフェイトさんひとりで導入と間奏を作ったじゃないですか!最初聞いた時はフェイトさんの歌声で一気に盛り上がった直後の間奏に身震いしました!」 ランカの絶賛ぶりにアルトも気になってくる。 「ほぅ~面白そうだな。もう曲はできたのか?」 「まぁ、だいたい。私とランカのオフの時間を使って書いてるからなかなか進まないんだけど・・・・・・なのははどう思うかな?」 恥ずかしそうに言うフェイトの問いに、ランカのいない時に聞いてもらっているというなのはは自信満々に応える。 「うん、全然大丈夫!あのまま完成すればランカちゃんとヒットチャート争えるよ!」 「なのは、そこまで持ち上げなくても・・・・・・」 そこにフェイトを〝困らせて遊ぶ〟モードに入ったらしいシグナムとヴィータが介入する。 「ならば私も楽しみにするとしよう」 「ああ、期待してるぜ」 「もぅ、2人とも~!」 そんな感じに困りまくる姿が可愛いフェイトを肴に周囲が遊んでいると、その日、定例会議だったというはやてが戻って来た。 「いよぉ、はやて。会議お疲れ」 持っていたコーヒーの紙コップを掲げて彼女を迎える。 「あぁ、アルトくんいらっしゃい。・・・・・・でもごめんな。アルトくんは六課には立ち入り禁止になってまうんや」 はやてが残念そうに言った。 (*) 「え?はやてちゃん、どういうことですか!?」 寝耳に水と驚いたランカがイスから立ち上がってはやてに問い詰める。 自分はアルトと会うことに問題がないという話だし、ここの人達が好きだから六課に残った。しかしこれでは話が違う。 ランカはイノセントであっても愚かではない。いざいざとなれば管理局の上層部に掛け合って六課を〝再編〟する事だって可能なほどの人脈を形成していた。 彼女が本局の高官に一声掛ければそれこそ部隊長であるはやての首を吹き飛ばすこともできるはずだった。 「それがな、今度アルトくん達とは〝敵対〟関係になることになったんや」 自分を含め絶句する一同に、はやては会議場で起こったことを話した。 (*) 「―――――元々バルキリーなんてものが、魔導士より使えるはずがないではないか」 保守派の1人が滑らせたこの一言に、今まで沈黙を守っていたレジアスが突然立ち上がる。 「・・・・・・じゃあ、やってみるか?」 その一言に無益な議論を続けていた場が静まりかえる。 「来週には地上部隊の総火演(総合火力演習)が予定されている。そこの項目に『バルキリー VS 空戦魔導士部隊』という項目を作れば可能だ」 総合火力演習とは、空戦魔導士部隊のアクロバットや参加部隊の一斉砲撃などに代表される一大デモンストレーションであり、毎年行われる地上部隊の大イベントだ。 予算の影響から年々縮小傾向にあったが、今年のそれは過去最大級のものにすべく準備が着々と進んでいた。 「そこまで魔導士部隊に自信のあるなら、ここではっきりしようではないか」 その提案に保守派は一様に青ざめる。しかし否定すれば自信がない事になるため、保守側は何一つ反論出来なかった。 結局レジアスの提案はすんなり通り、程なく会議は終了した。 (*) 「レジアス中将、本当にいいのですか?」 はやてが彼に問う。 「わたしも知りたくなったのだ。どっちが強いのかをな。・・・・・・そういえば君達六課とは敵同士になるわけか?」 「はい、そうなります」 「なら心配は無用だ。わたしはどちらが勝っても嬉しいと思うだろう」 「!」 直後レジアスは優しいおじさんの顔から厳しい上官のそれへと変わる。 「八神部隊長、全力でかかってきたまえ」 彼の覚悟を感じたはやては、最敬礼した。 (*) ―――――と、いうわけで総合火力演習でバルキリー VS 空戦魔導士部隊の大空戦演習を行うこと。 それはお互いのメンツと、次期地上部隊航空戦力主力の座を掛けた全力全開の真剣勝負になるであろうことなどだ。 「つまり、立ち入り禁止ってのは対バルキリー戦の戦略を練るから・・・・・・ってことか」 アルトの確認にはやては頷く。 「ごめんな」 しかし謝る彼女の顔には罪悪感がない。 (何か企んでる・・・・・・?) いぶかしむアルトに、はやては口を開く。 「・・・・・・でな、教えて欲しいんや。バルキリーとの戦い方」 彼女は不敵に微笑み、アルトに詰め寄る。 周囲のなのはやフェイト達も知らないうちに念話で買収されていたらしい。『気がすすまないが仕方ないか』という顔をしつつ、後(あと)ず退(さ)る自分の退路を塞いできた。 一方ランカはこれが一時的なものとわかったことで安心し、こちらの〝状況〟に気づいていないようだった。 四面楚歌の早乙女アルトは両手を軽く上げ、盛大にため息をついた。 (*) 1週間後 フロンティア航空基地 すでに総合火力演習はスタートし、2期生の駆るVF-1A部隊がすでに会場でのアクロバットを終えて帰還。武装の装備をしている。彼ら2期生は、演習中の防空任務に編入され、演習には参加しない。 参加するのは1期生達全員、そしてアルトとミシェルの合計25機。 内訳はVF-11のS型(指揮官機仕様)が6機。 G型(狙撃特化型仕様)1機(工藤さくら機)。 SG型(狙撃型指揮官機仕様)1機(ミハエル・ブラン機)。 VF-1B(性能向上型)、16機。 VF-25F、1機(早乙女アルト機)。 合計8小隊。これがバルキリー隊の全戦力だ。 ちなみにVF-11は試作が大幅に遅れて納入段階に入って間がないため、まだ各小隊に1機ずつという位置づけになっている。そのためアルトのサジタリウス小隊以外は小隊長機を務めていた。 (*) フロンティア基地航空隊パイロットの全員がブリーフィングルームに集まっており、最終確認が行われていた。 1期生達の顔には緊張のスパイスが効いている。自分達の勝敗で後ろに座る後輩の進退が決まるのだ。緊張は一入(ひとしお)ではないだろう。 「諸君、ついに我々が連中(空戦魔導士部隊)に一泡吹かせてやる機会がきた。諸君は高い志を持ちながら、リンカーコアの出力不足によって元隊から戦力外通告された者がほとんどだと思う。しかし我々はバルキリーという新たな翼の元に転生した不死鳥だ!諸君の日頃の努力が実を結べば、連中など手玉にとれると私は信じて疑わない。各員の健闘を期待する」 いまやフロンティア航空基地の副司令となったミラード・ウィラン二等空佐の激励が基地のブリーフィングルームに木霊した。 そして今度は彼の後ろに控えていた航空参謀が演習のルールを再確認する。 演習空域は旧市街(廃棄都市)上空を中心とする50キロメートル×50キロメートル。 武装は模擬弾、または非殺傷(破壊)設定による攻撃魔法。撃墜判定後は、即座に演習空域を離脱すること。 撃墜判定は中立のAWACS『ホークアイ』が行い、決定には必ず従うこと。 速度制限はなく、リミッターによる魔力限定もなし。ただし高度は通常魔導士の限界高度である15000メートル以下。 時間制限は1時間。 参謀の説明が終わり、最後に基地司令を兼任するレジアス中将にバトンが渡った。彼は皆を前に直立して一言。 「行って連中の鼻っ柱をへし折ってこい!以上、解散!」 その単純明快な激励に一同拍手を送り、各々のペースで自らの愛機に向かっていく。 「勝ったらみんなで盛大に宴会しようぜ」 「おっ、それいいな!」 「俺カニ!」 「オイラは焼き肉がいいな~」 「僕も僕も!」 「よし、俺が奢ってやる!」 「「やったー!」」 1期生達がはしゃいでいる。こうやって無駄にでも騒がねば落ち着けないのだろう。 アルトは果たして六課か基地か、どちらの戦勝パーティーに出られるだろうか?と思案した。 (*) 演習空域 そこはクラナガンから50キロ以上離れた都市跡上空にあり、下界にはミッドチルダで起こった100年近く前の戦争で無人となった都市が存在する。 その頃は質量兵器が縦横無尽に使われ、凄惨を極めたという。 皮肉な事に、今その上空には質量兵器の申し子たるバルキリーが編隊を組み飛行していた。 『こちら『ホークアイ』。フロンティア基地航空隊は演習開始までその場で待機せよ』 『フロンティアリーダー了解』 通信機からホークアイと、この航空隊の最高位になったミシェルの声が聞こえる。 アルトはそのやりとりを尻目に、下界の光景に目を奪われていた。 バルキリーのモニターを通して映し出されるのは現在の首都と同じ・・・・・・いや、それに数倍するであろう規模を持つ街並みだ。 かつてクラナガンより膨大な人口を抱えていたであろう街は今、ゴーストタウンと化していた。 人の手が入らなくなって100年もの年月を経た街は、ミッドチルダの四季という(人間にとって)すばらしい、それでいて建物にとっては過酷な環境にさらされボロボロになっていた。 鉄筋コンクリート製の家やビルは内部の鉄筋が酸化し(さび)てすべて倒壊。もはや原型もとどめてはおらず、土への帰還を果たしている。 しかし現代では模倣すらできないロストテクノロジーで作られた建物は未だ100年前の繁栄を今に伝えている。 現在の時空管理局本部ビルに勝るとも劣らない数百階クラスのビル群が建ち並ぶ市街中央。 しかしそこはガラスの摩天楼では決してない。 ビルの壁面をつる草が垂直に伸び、ビル全体を緑に〝塗装〟している。 市街全体も緑という名の勇敢な開拓者に蹂躙され、ドット絵であれば緑9、灰色1といった割合でも十分だろう。 ミッドチルダの歴史書によれば、ここは現在の首都『クラナガン』を副都心とする首都だったそうだ。 そのためここは当時の戦争相手『ベルカ』の攻撃を受けたのだ。 この災厄はミッドチルダの緻密な防空網を抜けたたった1機の爆撃機によって成し遂げられた。投下された爆弾は空中で炸裂して、ラッシュアワー時のここを襲った。 その爆弾は反応弾(物質・反物質対消滅弾頭)のような無差別大量破壊兵器でなく、建物を壊さず生物のみを効果的に殺せる放射線兵器だったようだ。 先の書によると炸裂の瞬間半径3キロにいた人々は致死量のガンマ線等の放射線を浴びて即死。それより遠くにいた人々にも、放射線病が蔓延し、1週間以内にその98%が血反吐を吐いて死に絶えたという。 しかし幸運があった。その爆弾が町にあった核分裂発電所の近くで炸裂しなかったことだ。 当時はエネルギー問題から臨界量(核反応が連鎖可能な量)まで核燃料を詰めていたため、もし近くで炸裂していたら中性子の急激な増大によって反応が加速され、減速材(水。H2O)が間に合わぬ程に核分裂が促進。クラナガンをも巻き込むほどの核爆発が発生していた所だった。 しかし、それでもこの町の人々(歴史書によれば3400万人と言われている)が死んだことには変わりない。 アルトは目を閉じて死者達を黙祷し、帰ったら母のと一緒にもう1本線香を焚こうと決意する。そして急速に減ってきた友軍の無駄話に、時計を見てみる。 1355時 ブリーフィングによれば演習開始は5分後だ。 レーダーには前方40キロ先に約50の光点を捉えている。 このレーダーはオーバーテクノロジー系列のフォールド式でも、通常の電波式でもない。 魔導士達はほとんど金属製品を装備していないため、どちらの方式も速度が違うだけで、反射を利用したレーダーは彼らを探知できないのだ。 今装備されているレーダーは、魔力感応式で放出魔力量によって色が緑から赤になったりする優れ物だ。 元々AWACS用に開発されたパッシブレーダーだが、演習が決まってすぐバルキリー隊全てに搭載されている。 光点の色から言っておそらくシングルA~AAAクラスの魔導士部隊のようだ。リミッターは解除してあるはずなので、六課の隊長、副隊長陣の5人はいないらしい。 『フロンティア基地航空隊のみなさん』 突然通信機からはやての声。通信機の周波数は航空隊専用から変えていない。どうやらホークアイとミシェルを経由して送られているらしい。 (だが、こんな時になにを?) 考えている間もその凛とした声は続ける。 『わたしは本演習中、全空戦魔導士部隊を預かり、指揮する八神はやて二佐です。私たちのトップはあなた方の力を過小評価しているかもしれません。しかし、共に戦ってきた私たちはあなた方の強さを知っています。だから侮りも油断もしません。我々は、全力を持ってあなた方に〝挑戦〟します!』 これは魔導士部隊からバルキリー隊への挑戦状だった。 その粋にミシェルも心揺さぶられたのか、回線が開かれる。 『こちらはフロンティア基地航空隊中隊長ミハエル・ブラン三等空佐だ。我々は今まで地上の空を守ってきてくれた貴官らに対し、最大限の敬意を持って、全力で挑戦を受けて立つ!』 『誠意ある返答に感謝します。そちらにシオリ空佐の加護があらんことを。終わり』 『そちらにも加護があることを祈る。アウト』 殉職した宮島栞二等空佐(3階級特進した)は彼女の願い通り、天から皆を見守ってくれる天使として管理局内で神格化されていた。 再び時計を見る。開始30秒前だ。 「副隊長から全機、開始と同時に敵に中距離ハイマニューバミサイルを撃ち込む。重複は1人3つまでだ」 全機から了解の応答。 時計がカウントダウンを続ける。 ・・・・・・3、2、1、0! 「ファイア!!」 掛け声と共に全機・・・・・・25機から4発ずつ中距離ハイマニューバミサイルが放たれる。 かくして栞空佐に続く、地上の空の守護神を決める戦いは幕を開けた。 次回予告 遂に始まった魔導士とバルキリーの直接対決。 スペック上、絶望的に不利な魔導士が採った作戦とは───── 次回マクロスなのは第12話『演習空域』 「もう嫌だぁ!こんな鉄の棺桶の中で死ぬなんてぇーーー!」 シレンヤ氏 第12話へ
https://w.atwiki.jp/famicomall/pages/543.html
前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:6面クリア(超ループ) 開始時間:2007/11/27(火) 21 11 49.75 終了時間:2007/11/27(火) 23 03 18.43 ♪うぃりゅら~~みぃ とぅま~~ろぅ~ 同名アニメをゲーム化したSTG。 一条輝のVF-1Sバルキリーを操り、ファイター、ガウォーク、 バトロイドモードに変形しゼントラーディー軍を倒せ! まぁ、シューターの人なら楽勝なんじゃね? っていうか、シューターじゃなくても楽勝なんじゃね? 無限ループってこわくね? ■操作方法 Bボタン ガンポッド攻撃 Aボタン+ ↑ ガウォーク形態に変形 Aボタン+ ← バトロイド形態に変形 Aボタン+ → ファイター形態に変形 セレクトボタン マイクロミサイル ■機体性能 ファイター スクロール速度 ★★★★ 速い 自機の移動速度 ★ かなり遅い 当たり判定 ★ 結構小さい ガウォーク スクロール速度 ★★★ 普通 自機の移動速度 ★★★ 普通 当たり判定 ★★★ ちょっと大きいかも バトロイド スクロール速度 ★ 遅い 自機の移動速度 ★★★★ かなり速い 当たり判定 ★★★★ 結構大きい ※バトロイドモードのみ後ろを向いて攻撃することができる ■アイテム B=ボーナス/E=1UP/M=ミサイル6個補充/P=パワー回復 ☆クリア条件について ずっと同じステージ! 敵の出現順が変わるだけで延々同じ面がループですよ ひどくね 6面まで新しい敵(ヌージャデル・ガー)が出るのでそこまでやりましょう 以降は出現パターンのループもなさそうだしキリがありません あとは戦艦入口通路の砲台が増えるぐらいか ゲームオーバーが先か飽きるのが先か挑戦したい人はどうぞ 右下には敵の攻撃があまり来ません 異議がでたので破壊しまくりで6周目クリア その後アイテム無敵を使用し1000万まで遊んでみましたwww 6面ボス
https://w.atwiki.jp/youtubeani/pages/208.html
マクロスFRONTIER マクロスフロンティア 【マクロスF(フロンティア)ストーリー】 「フロンティア」船団に、近隣の「マクロス・ギャラクシー」船団出身のアイドル・シンガー「シェリル・ノーム」がコンサートのために来艦する。 シェリルは銀河ネットワークのヒットチャートで常に上位にランクインする誇り高きトップ・アイドルである。そんなシェリルにあこがれる少女がいた。その少女の名は「ランカ・リー」。ランカは中華レストランでアルバイトをする、ごく普通の女子高生。彼女の身寄りは、年のはなれた兄オズマ一人だけ。 オズマは特殊な軍事部隊SMSでバルキリー部隊を率いる精鋭パイロットだった。 だが、妹思いのオズマは自分が危険な戦闘機乗りであることを隠していた。 ランカは念願だったシェリルのコンサート会場に急ぐ途中、パイロット養成コースの高校生「早乙女アルト」と出会う。学園生活の中でのありふれた偶然の出会い・・・。と、そんな中、突如「フロンティア」は未知なる敵と遭遇。しかも敵は地球人でも異星人でもなく、未知の宇宙生物。次々とダメージを受ける新・統合軍部隊。それは新・統合軍のVF部隊をも脅かす強力な攻撃能力を持っていた。 だが、宇宙生物は市民たちの居住エリアに侵入。事態の収拾に、オズマ率いるSMSのVF-25部隊が出動した。 果たして宇宙生物の数は?能力は?目的は? マクロスF マクロスフロンティア Youtube 動画プレイリスト 【アニメランキングに参加】 マクロスFRONTIER マクロスフロンティアマクロスF マクロスフロンティア Youtube 動画プレイリスト25話(最終話) 20話 10話 リンク切れ報告 [部分編集] [部分編集] [部分編集] 25話(最終話) 【アニメランキングに参加】 25話(最終回) アナタノオト 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 24話 ラスト・フロンティア 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 23話 トゥルー・ビギン 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 22話 ノーザン・クロス 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 21話 蒼のエーテル 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 [部分編集] 20話 第20話 ダイアモンド・クレバス 【Veoh】 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 第19話 トライアングラー 【Veoh】 【Youku】 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 18話 フォールド・フェーム 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 17話 グッバイ・シスター 【Dailymotion検索】 【Veoh検索】 16話 ランカ・アタック 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 15話 ロスト・ピース 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 14話 マザーズ・ララバイ 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 13話 メモリー・オブ・グローバル 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 12話ファステスト・デリバリー 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 11話 ミッシング・バースデー 【Veoh】 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 [部分編集] 10話 10話 レジェンド・オブ・ゼロ 【Veoh】 【Youku] 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 9話「フレンドリー・ファイア」 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 8話 ハイスクール・クイーン 【Veoh】 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 7話 ファースト・アタック 【Veoh】 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 6話 バイバイ・シェリル 【Veoh】 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 5話 スター・デイト 【Veoh】 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 4話 ミス・マクロス 【Veoh】 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 3話「オン・ユア・マークス」 【Veoh】 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 2話 ハード・チェイス 【Veoh】 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 1話 クロース・エンカウンター 【Veoh】 【Veoh予備】 【Veoh検索】 【Dailymotion検索】 スペシャル編集版 [TV放送前のSP] 【Veoh】 | 【Youku】 [部分編集] リンク切れ報告
https://w.atwiki.jp/uwvd/pages/159.html
エリアス ロボット バサラの歌をスパロボライクにアビリティにしてみたデータ。 せっかくなので名称、武装もスパロボライクに。好みに合わせてGSCと併用しては如何でしょうか。
https://w.atwiki.jp/mangaaa/pages/599.html
504 名前:(*゚Д゚)さん[sage] 投稿日:03/06/24(火) 08 58 ID ??? エルマ / /⌒ヽ |⊥ハ \ / / / /ン‐< /ヽ ヽ / // / / ヽ`、 `、 ヽ / // /j| | // \∠」|」ヽ__ ヽ , | // | || |_ -┴ "´ || |「ヽ`ヽ ヽ | | | l | | ハ| || ||__`、 | | | | | | | | | `、 , =ニニ || ´r‐ミ`、 | | |_ | | | | | | 〃 rf⌒,} l| 「トイ_j }ハ. | |ル|‐ _. -r─┬| | | | |l ` 、`ーソ 〃  ̄‐ | l| j/レ └─-- 、 ヽ | | ||  ̄ 〉 ハ || ∧ |`ヘ | |ヽ __ /| | l | ∧ , | `、! |ヽ、 , Y /| | |/ |/ ヽ| | l ヽ !∟ 、 ヽ.__ノ /ー┴、 〃 ヽ | | ヽ || `lヽ、 / )| `、 | | ハ `、 | ` ー " / | ヽ | l ,. -‐┤ \ヽ_l」 / /`ー 、__ ヽ ヽ/ | , --イ\ `Y´ / `丶、 | / | | o/ | / \| /! | ´ ̄ | | / / , / / ヽ. ____ | | / / ____ | ∧ \ / /ヽ、____/ /ノ / /r──‐ 、 ``ヽ、 | 634 名前:(*゚Д゚)さん[sage] 投稿日:04/09/19(日) 19 53 55 ID ??? __/⌒フ"⌒ヽ--、 r ´/⌒V /⌒ヽ──ヽ-、 _// 二 //⌒ヽ \`ヽ、 \ , ´ // ∠二ミr大‐¬ \─‐ 、 \ ヽ / / / // // / ハ ヘぃヽ\l ``} `、 / │/ // // / | | | !! ヽ | \| / |/ // l// l l | | | リ | ∨ |\ / / / -=={ { | | 十==-| ヽ | | ヽ | | l | __ヽ!ヽl l/. -- 、l | | | | | l | _〃_)バ ! 〃_)J.ハ| l | | | | l ト! ヾヒツ ヾツ′| | | ハ}│| ∨ |(l 一  ̄, , , | | レ ソl | {/ ト」 〈 | | レイ│ | | l、_ハ ___ ー‐| | | | ││ | | |ヽ、 └┘ /| | /│ | l | | | ヽ、 , | l 〃 | | l ハ l l | ` ー‐ " / リ │ l l /ハ l l | | // ∠. | | | / ハ |\l _. -‐ク! //|∧ `丶、_ | / /ハ├ァ ´ /__ノ __〃 /// ヽヽ`┴ ..__ _/ -┴ァヘ! | ` ´  ̄/ ヽヽ  ̄ , "´ // \ | / ヽヽ / 〈 〈 |ー─-------─/ 〉 〉 ミレーヌ 132 名前:(*゚Д゚)さん[エニカ・チェリーニsage] 投稿日:04/08/12(木) 20 59 ID ??? ., ´ , ., , , 、 ., ` 、 ,. ,.r , "; , ; , , , ; , , ` , ` , ,,r , ´ ; , , .; , ; ; ; . ; , .; , , , ., ,. , , , , ; .; ; ; . , ; ; ; ; ; .; , , ; ; , ,. , 、 ; .; , , ; ., .; ;, ; ; ; .; ; ;,,, r=-‐‐- ; , ; .,` , ., , ., , ; ; ; ;;; .; ; ; .; . 、 , ;; .;; " " ; .; , __ ; , .,_ ; , , 、 , 、 , ; ; ; ; ; ; ; ; ,,. , ,., ; ; ; ,; ァ "~ k 、,. ,- ; ,.. ,. , , , ` , 、 ( ; ; ., .; ; ; ;,.r; ~ ` . ;` ;, ; ´; ハ; , ソ ` ,_`; ._ ; , ` 、 , . , ` ` .; ;, ;.; .;,r;" ,,..__ 、 ;. ; ´ t ´ ,.ノ,, ~ ;i ~, ,k., ;., .,` ., ., 、 , ; ; . . ; .;" .,f " .、 ` " ´ !(´ `.y; , 、 、 , ` 、 ., , , .; ; ; , .i t"´j )` ,. ; k) ,/ , ., ` .、 ., .、 ` 、 ; , .; ; ; .! , ゝ.,,ゞr ´ .., ´ " ! , .,、 .、 ,. ゝ .,_ ` 、 ; ; ; ; !;.ゝ, ´ `,.. ,r-‐ .、 .,...x . ., ``> ´ ` ...,_ ` 、 / , / ; ; ; .l !iτ , f´r ´ `~ i `;., ` , " ヽ.,、 ` - ; ; ; ; , ., .; !i,. (;ヾ、 ヾ, ,....! , ; ,.、f /´ ; 、 ;t,_ 、 , /;; , , ; ; .; l ヽx , `.、. ヽ、r ´ ノ ,. .; ; ; , ;, ;.,,` /; .; ; ; ; ; ., ; .! i ` ‐ヽ、 ` ´ , . .; , ,. ; ` 、 ;. , ; , ; , ; ., ; , ; ; , ,` 、` ‐ .,_ ,. ´ , ., ;. , ;, k, , , ; , ; ; , , ., ; .; , ; , ` .、 ` - .,,,,____,,.. ヘ、 ., , ;.; , `ヽ, , ,/., .; , , ., ; ; ; . , , 、 ‐ .,,,_____,,ノ ノ , , / , 、 , ., ; , ., , ; ., , ; ; , , , , ., 、.._ __,,.彡ノ!L . ; ., , 、 , , / ; , , , ; ; ., ; , ; .; , . , , , 、` - .,,__,..丿 it ; /; , ; , , ,. ,. ; ; ; ; ., ; ; ; ; , , , , .,__ 彡 ! !.,_ .,.. / .; .,_,,....,_ , ; , , , ; ; ; ; , , , ; ; , , , , ., ノ ! ! ヽ , l ,r ` .,_ ; ,. ; ´ ; ; ! ! , .; ; ; ; , ; ; , , - ´; , k / ; ,..../ .,; , ; ! ; ;. , ; .; ; , , , , 、 , ; , , \_,/ / ; f i ,..-==- ., ) . , ; ; ; ; ; ; ; , ; ; , . ; , ` , ; ; ; ソ ; ., , ゝ/ t ヽ、 ´ ; ; ; ; ; .; . , ; ; , , ;. ; ; , ; ; i .; ; j...,i´ )、 t.,,__ ; , , ; .; ; , , . , . , ,. ; ;. i ; ;/ ; ; !_,,. = / , . ; , ;., ; ; ; , , , , , ; ; ノ ; / ; i´ y ; ; ; ; 134 名前:(*゚Д゚)さん[sage] 投稿日:04/08/14(土) 00 08 ID ??? ! ./ ! , , ...,、 ! , . . . . .. . .. . .. .... . ; ! ,...,_ ; . .. ... .. .... .. . f´ .) ; .. . ... .. .. ... ; .. i .! ; .. .. .. .. . .. .. .. . .i ノ ‐ 、 ! ; ; ; .. , .. . ; ; ; .. . !,r j/ , ! ; ; ;; ; ; , , ,., ; , ; .. , i!.,/ .jゝ, i ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; , ; ; ; __ ^/ ,; ! ! ; ; ; ; ; , ., , , , ., ; ; , , , , ; ; ; .., ´r ヾ . / / t, ; ! , . ; , ; ; , ; , , ., ; ; ; ; ; ; ; , ; ; ; 〃 , ´ , ! ; ,.. ., .; ,ノ ! !k, ,,, ;, ,, ; , , ,,,,;; ; , ; ; .;;.,,,,_ ; ;; . ;; ノ〃ソ! .h . ノ . ! ,. ノ ,r , ; i ,``` ;^ ; , . ., 、 ,""` ," j""^ ~~^"ノ‐ ;.ノ ; ノ,; . r , .,/ ` ; / ; ! ; ヾt^ ;,.、 , ` ` .,__ r i^~~^ ‐ ; , , !; ´ ./ /r‐j ,...y ´ ., ! | . ,ゝ.,, ) 、 ^ .,.ゝ.;;.r ´ "´丿 ;,,.ソ . (!.,..ri; ´ / ; i ,´ , ´ ~.i ~/~.., ,.ノ ! ; ; ; ., 丿 ;.; f _,,,. <、 ; ; ; , , ., .、、..,_- ., ; ; | ~ヽ、 ; ; , , , 、 ...、`.、.,,____ ,. ; ., |,‐..,_ , ; ;;; ;;; ;;l , ., , , , ,、 ヽ..,`` ^~´ ., .,,,,.; ; ; | `‐.,_ ‐.,,ノr-., ! ! ., ; ., ., ..、 .、"´ ,.r .,,..r " ; ; ; |k `^^ヾヽ Y,......!~^! ! ; , ; , ミ .、 ,, ..,_ ,.. イ´ ,.. ~ ; ; ;; | ` , ; i .,| ! ., ., , r ~~~ f `´ ,,..j - ´ ; , | , ; ; ! | ; ; ; , , ! ヾ ""~~ ; ; | 、 ; 、 i ! ! ; ミ f j ,,..